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山崎倖芽さん(スウェーデン)


留学詳細

留学先の国:スウェーデン
留学先の大学:ダーラナ大学(Dalarna University)
留学期間:2022年2期~2023年1期

留学日記

多様性に溢れる留学先のスウェーデン
 私はNUFSの留学制度を利用してスウェーデンに1年間留学しました。スウェーデンの公用語はスウェーデン語ですが、多くの人が高いレベルで英語を運用できるため留学中は英語を主に運用して生活しました。今回は現地での生活やその中から得た学びを紹介します。
 ヨーロッパ留学の良さの1つは、留学国だけではなくその他のヨーロッパの国々の文化や人にたくさん出会えることだと考えます。私は現地でシェアハウスに住んでいたため、それぞれ違う国にルーツを持つ2人のルームメイトとの生活からスウェーデン以外の国について知る機会がたくさんありました。

先生から学ぶ、仲間から学ぶ 
また日常生活を共に過ごすことで相手の国について学ぶだけではなく、相手が何となく発言した内容から学びを得ることも多かったです。特に自分のあたり前を基準に発言したことに対して相手から全く予想をしていなかった返事をされたとき、自分の当たり前と世界のあたり前が必ずしも同じではないこと、そして自分が思うあたり前に自分自身を当てはめる必要はないことを学びました。この体験を通して、全く違うバックグラウンドを持つ人との交流は自分の視野を広げることができることを改めて感じました。
 学業面に関しては、国際日本学科と留学先の学習内容を関連付けたことでより深い学びができたと考えます。留学先大学で履修していた英語の授業のエッセイ課題を先生から修正していただいたくと“Unclear”と指摘される文や表現が毎回たくさんありました。ここから日本語で文章を書くときには抽象的な表現や回りくどい表現を多く使っていたことに気付き、よりストレートな表現を使って内容が明確に相手に伝わる文を書くように心掛けました。国際日本学科生が英語留学をすると学科での学習内容と留学先での学習内容を結び付けづらく感じるかもしれません。

「学習」&「学び」 
 しかし2つの学習を切り分けて「国際日本学科での学習+留学先での学習」として終わらせるのではなく、関連性を見つけてそれぞれ学習内容を生かし「国際日本学科での学び×留学先での学び」にすることによって更に大きな学びが得られると考えます。 
 大学生活中の留学は国際日本学科生として、またこれから社会人になる1人の学生としてとても有意義な経験になりました。留学に具体的な目的や目標が持てないという学生でもぜひこのNUFSの留学制度を利用して留学という貴重な経験を逃さないでほしいと思います。