ゼミ紹介 大学生としての学びの醍醐味のひとつは「ゼミ(=ゼミナール)」という授業です。それぞれの先生が自身の専門分野について「ゼミ」を開講しています。学生は3年生になるときそれらの1つを選び、2年間かけてその分野について先生や仲間と議論しながら深く学びます。以下ではどんなゼミが開講されるのか紹介します。 近藤有美 ゼミ このゼミでは「ことば」を中心に、社会、文化、教育など、さまざまなテーマについて、ゼミ生同士の対話を通して考えていきます。言語ではなく「ことば」と捉えるところにこだわっています。(テーマ例:左のアイコン内参照) 近藤行人 ゼミ 第二言語習得という研究領域では、1990年以降、社会的転回と呼ばれる現象が広がりました。それまでに考えられてきた「言語の知識や能力の発達」という観点から、個別性に目を向け、その個人を取り巻く環境や文化を含め、個人を全人的に捉えようとする動きです。 ゼミではこのような理論的な考え方を背景に、日本語教育の様々な現場に出かけ、そこで生じていることを記述することを試みています。皆さん自身が出会う先生、学生、そこに参加するすべての人がみなさんの「知りたいこと」の対象です。 中北美千子 ゼミ 齋藤絢 ゼミ 文化研究レポートのテーマ例 ・「よさこい文化の魅力と未来」 ・「映画予告に映る文化の違い―日米韓の予告コンテンツ比較―」 ・「日本庭園から読み解く日本人の自然観・美的感覚-日本庭園とフランス庭園との比較研究を通して―」 ・「沖縄とオーストラリアの産業の発展と海洋資源の保護~サンゴ礁を守ることはできるのか~」 ・「富山・愛知における仏壇研究―高岡仏壇と名古屋仏壇の文化比較を通じて」 ・「現代日本における結婚観」 マルシャレンコ・ヤコブエリック ゼミ マルシャレンコゼミは、2024年度1期からスタートし、取り扱っている主なテーマは、通訳翻訳や多言語多文化日本です。今年度のゼミ生(3年生)は今後、次のようなテーマについて研究する予定です。 ・日本語オノマトペの翻訳をめぐる課題 ・文化の違いから生じる通訳翻訳における課題 などなど。 宮本真有 ゼミ このゼミでは、社会とことばの繋がりについて考えます。みなさんの日頃から感じている言葉の「謎」や「ひっかかり」を手掛かりに社会の問題に気づき、ディスカッションを通して、どうしたらより良い社会を共に築くことができるのかを、みんなで模索していきます。