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ベトナム(ハノイ国家大学外国語大学)日本語教育実習


2024年3月3日〜15日、ベトナムのハノイ国家大学外国語大学・日本言語文化学部で日本語教育実習が行われました。以下は、参加した学生による体験記です。

伊藤桃香さん(実習当時3年生)

 私は3月3日から15日までの約2週間、ハノイ国家大学外国語大学・日本言語文化学部で日本語教育実習を行いました。本学からは私を含めた国際日本学科の学生が2名と、大学院に在学中の留学生3名が参加しました。
今回初めてベトナムの首都ハノイに行き、「眠らない街」という印象を受けました。飲食店は朝早くから夜遅くまで営業しています。テト(ベトナムの旧正月)の時期だったため、学校や店の入り口には華やかな装飾が施されていました。ベトナムでは移動の際にバイクを利用する人が多く、通勤や帰宅ラッシュの時間帯になると、道路が車とバイクで埋め尽くされます。
 教壇実習では文法・聴解・読解・作文の授業をそれぞれ1コマずつ、実習生1人につき4コマの授業を担当しました。私が実習から学んだことは「授業は学生と教師が共に作り上げるものだ」ということです。至らない点もありましたが、多くの学生が積極的に取り組んでくれました。授業後には「楽しかったです」「良い授業でした」と声をかけてくれて、とても嬉しかったです。
放課後や休日には実習先の学生と食事に行ったり、博物館に出かけたりしました。ベトナムの食文化や生活、歴史について、さまざまなことを教えてもらい、良い思い出となりました。また、日本語サークルの交流会への参加など、授業以外でも多くの学生と交流する機会がありました。
 期間中は、非常に充実した日々を送ることができました。そして日本語教育に携わりたい気持ちがより一層強くなりました。今回の実習に関わったすべての方々に、感謝申し上げたいと思います。

2022年度以前に実施されたハノイ国家大学外国語大学での実習については以下のリンクからご確認ください!